スーパーいわちゃんねる!

人類総岩崎化を目論む岩崎が、全国19万人の岩崎さんと1億人ちょいの岩崎さんじゃない人に向けて更新中。世界よ、これが岩崎だ。

台風は予知できる災害ですよ?

 10月11日金曜日、いつも通り仕事を終えた私は帰宅途中にスーパーに寄った。来たる台風19号に備えて2日分くらいの備蓄は既に用意していたが、念のためもう少し買い足すついでに惣菜コーナーに寄って、話題の台風コロッケやってみたいな…と思いながら店内に入ると、肉・惣菜・野菜・パン・ペットボトルの水・カップ麺コーナーがスッカラカンで全滅していた。お菓子コーナーもポテチ類を筆頭に壊滅状態。なぜか缶詰は比較的残っていた。

 首都圏は備蓄の習慣がないのか?独身一人暮らし彼氏なしアラサーの私でさえ2リットルのペットボトル1本と缶詰(サバ缶やツナ缶)、スナック菓子などの長期保存可能な食品を買っておくクセがついているのに。

 仕方がないので近くにあるちょっと大きな他店に行くと、こちらも全く同じ状況。それどころか冷凍食品まで半分以下。

 ため息をつきながらあるものをカゴに放り込んでいると、ふと東日本大震災の時を思い出した。あの時は就活の一次試験中に地震が来て、三越で買った下ろしたての5000円のパンプスで靴擦れを起こしながらも歩いて自宅まで戻ったんだった。まだ買い物制限とかそういう話が出ていない段階だったので、途中で寄った八乙女のセブンイレブンで財布が許す限り棚のパンをカゴに詰め込んで、両手に袋をぶら下げて帰った。「他の人には申し訳ないが…ウチは5人家族だ!!家族ために量が必要なんだ!!代金はきっちり払ったんだから悪く思うんじゃねぇぞ!!」などと心の中で叫びながら。

 比較対象が千年に一度の大地震で良いのかわからないが、あの時に比べたら今回の台風なんて観測史上最大規模とわかっているんだし、来る時間帯もヤバそうな場所も想定される被害規模も、そして対策方法も事前に全部把握できるからビビることはない。…と思っていたが、都民様の反応を見るとそうでもないようだ。

 東北人が首都圏に願っている「東日本大震災の経験を元をベースにした防災・減災対策」(震災伝承)は、別に地震だけではないのだが…その声が届いてないのが悲しいし、この首都圏のあり様を東北人に伝える術はなくはないが、距離が離れすぎているのでこの雰囲気を肌身で感じることも難しいだろう。当時の関係者の何人くらいがこのブログを見てくれているだろう。河北新報に投書しようかな。非情だがこれが現実だと。

 ※このブログを書いた後に書き方と切り口をちょっと変えて投書した。採用されるかは未知数。

 

 カゴの中をチェックしていたら、すれ違ったおっさんが電話で「すき焼きの材料ないよ〜。野菜も肉も全然ないよ〜」と話していた。明日から3連休。子どもたちは秋休みに入り、パパも台風のせいで明日は絶対に外出しない。…そうか、肉類がなくなっていたのは家族団欒のためか。台風がもたらす思わぬ恩恵もあるようだ。大切な時間に台風被害が及ばないことを願う。

恒例ごっこノルマ達成

 台風が接近しているので外出できない。今日は引きこもるしかない。

 少なくとも観測史上最大の規模の台風来襲で、各機関が事故や災害の危険性を示唆しているので簡単に外出できない。強風時の恒例行事「CHAGE and ASKAのYAH YAH YAHごっこ」もできない。

 YAH YAH YAHごっことは、同曲のミュージックビデオで印象的な「(明らかに室内なのにどこからか吹いてくる)風の中で拳を前に突き出すシーン」を再現すること。

 父が好きなドラマの主題歌だったので世代ではないが耳にすることが多く、個人的には自分が生まれ育った1990年代前半を象徴する曲の一つだと思っている。このごっこ遊びに「自分の原点に立ち返る」なんて大層な意義はない。強風を楽しむためだけに実行するものである。


[MV] YAH YAH YAH / CHAGE and ASKA

 そんなことを考えていたら、ある方から「家の中でやればいいじゃん」とアドバイス(?)をいただく。

 その手があったか!そういえば、幸運にも扇風機をまだ収納していなかった。いい加減クローゼットの中を片付けないと…。

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 電源を入れて、

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 風量を「強」に設定し、

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 拳を前に突き出す…。

 

 結果、ちょっと風が弱かった。この扇風機はドン・キホーテで購入したものだから、ちゃんとメーカー品を入手しておけば…という話でもなさそうだ。先日買ったしまむらのスウェットを着てたので服ははためかないし、シャワーを浴びた後だったのでほどよく涼しい風に全身が包まれてちょっと気持ちいい。完全再現には至らなかったが、ノルマは達成できたので良しとする。室内でやったという点で本家にちょっとだけ近づけた感じがするが、やはり風量が足りなかった。

 窓の外を見ると、風雨が徐々に強まっているのが伺える。何かの間違いで窓ガラスが割れ、家の中でいつでもチャゲアスごっこができるようになった…なんてことにならないのを祈るばかりである。

 

 しまむらスウェットの話はこちら。 

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台風で延期決定の球技大会開催に向けて革命を起こそうとした先輩の話と一連の騒動

 今週末の3連休中に上陸すると見込まれている台風19号に警戒して、各種イベントが相次いで中止を発表している。伊勢湾台風クラスと言われている台風から主催・出演者・客・資機材・信用問題など、全ての安全を確保するためにはこうするしかないだろう。主催側は断腸の思いを胸に胃薬をジョッキ飲みしているかもしれないが、今なら被害はお金とガッカリしたファンの批判ツイートくらいで済むし、損失は将来回収すればいい。イベントコンテンツや商品・売り物に万が一のことがあったら元も子もないもんね。

台風と高潮災害―伊勢湾台風 (シリーズ繰り返す自然災害を知る・防ぐ)

台風と高潮災害―伊勢湾台風 (シリーズ繰り返す自然災害を知る・防ぐ)

 

 自然災害によるイベント中止と聞くと、高校時代の球技大会を真っ先に思い出す。その時はぼちぼちの規模の台風が開催日の朝に通過するかしないか…というギリギリのラインだったので、教員らが前日中に1日延期を決定した。

 しかし台風はその日の夜に通過し、翌朝には球技大会日和と言わんばかりの晴天が広がっていた。体育が大嫌いな(身体を動かすのは好きだが成果を求められると嫌になる)私にとって開催スケジュールが予定通りだろうが1日延びようが関係ない…が、この時だけは予定通り行われてほしかった。1日延期=その日は通常授業となる。この日の時間割では、授業中に自身が早●田大学卒であることを5分置きに自慢してくる大嫌いな先生の授業を受けなければならない。

 燦々と照りつける太陽の下、初七日が終わっていないのかと思われるレベルの暗い顔で「予定通りに行けば早●田の授業が潰れたのに…台風のバカヤロー…」と呟きながら登校して席に座ると、後ろの席の女の子が「みんなー!今、先輩からメールが来たんだけど、今日の球技大会やっぱりやるから予定の時間に校庭に集合だって!転送するから、他のクラスの友達や後輩にこのこと伝えてー!」と、ガラケーを片手に飛び跳ねた。彼女は得意のバスケで毎年好成績を残すクラスのエースで、試合だなんだで常に誰かと競わなければならない部活動と違って純粋にスポーツを楽しめる球技大会を誰よりも楽しみにしていた。その先輩とつながっていたクラスメートらにも同じ内容のメールが届き、転送されたメールはあっという間に(体感10分程度で)全校に広まった。私は違和感を感じたので他クラスの数少ない友人にメールを送らなかったが、後日聞いたところ私以外から回ってきたらしい(除くロキ。当時は既に元彼になっていたが…あいつマジぼっち…

 始業時刻になり、担任が教室に入ってきた。教員と生徒がフランクな関係を築けている我がクラス。「せんせー、今日やるんでしょ?」「早くクラスTシャツ着てよー」とクラスメートが呼びかけると、担任は眉間にしわを寄せて「…は?」と言うリアクション。「…えっ?」と硬直するクラスメート。なんとも言えない微妙な空気が教室に漂ったところで、校内放送が突然流れた。内容を端的に言うと「球技大会は予定通り1日延期で、今流れている情報はデマだ」と。ついでに教員が全員職員室に呼び戻され、5分後に戻ってきた。

 担任の説明によると「某女子生徒(多分メールを発信した先輩)が『メールを流して生徒たちの気運を球技大会開催の方向に持っていけば、教員たちが諦めて決定を覆すだろう』と思ってやった」とのこと。先輩が学校全体を巻き込んで起こそうとした革命は、1時間ちょっとで失敗に終わった。先輩はその日のうちに生徒指導主任に呼び出されてこっぴどく怒られたそうだが、この一連の騒動が伝説となるとはこの時思ってもいなかっただろう。

 事の経緯が明白になったところで「今日はお伝えしていた通り通常授業です」と担任が言い放った瞬間、教室全体が落胆した。もちろん私もその1人だった。だって早●田が嫌いだもん。いわゆる「好きの裏返し」じゃなくて「嫌悪」「憎悪」「ヘイト」だもん。あーあ…。

 ちゃんちゃん。

 

 今思えば、ユルい雰囲気と自由な校風がウリの母校で生徒サイドの逆転勝利が実現してもおかしくはない流れだったが、恐らく先生たちの授業準備の兼ね合いに加えて近隣住民や町内会への騒音苦情対策(この日はうるさくしますけどご容赦ください…みたいな挨拶回りと情報共有)、教育委員会への申告的なものなど様々な要素が壁となったのだろうと推察する。

 そして当時はIT技術の発展途上期。スマホなんて影も形もなく、LINEやFacebookメッセンジャーなんて当然存在しない。通信定額プランが出始めた頃だったと思う。個人間の連絡手段は電話かSMS、もしくはメールしかなかった。そんな時代で、チェーンメール形式で約1000人の全校生徒の心を動かし、行動の一歩手前まで掻き立てたってすごいよなぁ…と。現代風に言うなら「軽くバズった感じ」だろうか。

 今なら周知・拡散したい情報がある時は学校?クラス?部活?のLINEグループでも作ってメンバーを入れ、ワンタップで一瞬で全員に届くんだから便利な時代になったものだ。いまどキッズはわからないだろうけど、チェーンメール送るのに宛て先探し&入力作業が結構大変だったんだよ…あ、老害臭い言い方だ

 

追記:翌日、無事に開かれた球技大会の開会式で、校長が「(先輩や生徒たちの)気持ちはわかるけどあのやり方はダメだし、1度ダメと決定したものはダメ」という趣旨のコメントを残している。

美人はユニクロを控えていただきたい

 自己肯定感が低いと「他人と服が被った時」がツラい。

 ユニクロ愛好家の私にとって服が誰かと被る、もしくは「あ、それ私も持ってるわ…」と絶望感に苛(さいな)まれることは日常茶飯事である。

 特に街ですれ違った美人と、定価で買ったお気に入りのシャツが全く同じだった場合のダメージはハンパない。「美人はさぁぁぁ!!!an・anとかCanCamとかで掲載されている、なんかよくわかんない英語じゃない読み方するオシャレブランドで買えよぉぉぉ!!!」と、内心謎の逆ギレを起こすこともしばしば。そして、運命のいたずらか何かの手違いで「万が一あの美人が私の隣に並んだら…」と想像しては「今日はあの服着てこなくてよかった…」と安堵したこと数知れず。誰がどんな服を着ようと個人の勝手だが、「自分に自信がない」の一言で片付けられないほど拗(こじ)らせてしまっている人間にとって「カブり」は死活問題である。

 こういう時は「キャー☆あんなに美人と同じ服買っちゃうなんて、私のファッションセンス上がったんじゃなーい!?」と、嫌でも思うしかない。意識高い系がよく言う「ポジティブ思考」「発想の転換」だ。考えを無理に改めることで身体に負荷が多少かかるが、容姿に関する圧倒的格差に絶望して立ち直れなくなるよりはマシだよね?うっ…うっ…(泣)

おしゃれ嫌い 私たちがユニクロを選ぶ本当の理由 (幻冬舎新書)

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流される楽しみ

 僭越(せんえつ)ながら「平面系マルチクリエイター」という肩書きを名乗らせてもらっている。文字通り平面、つまりテキストや写真、紙媒体の扱いを得意とし、一人で一から十まで何でもできる(ように勉強中)ということを一言で表したらこうなった。東日本大震災後、意識高い系の人たちの間で個人名刺が流行った時に自分も名刺と併せて肩書きを作ったが、その時の適当に考えた痛々しいものと現在のものを比べたら雲泥の差である。思い出すと今でも顔からマグマが噴出しそうなくらい恥ずかしい…。

 イタい肩書きメーカーである自分が、なぜ「平面系マルチクリエイター」という言葉を出せたか。話は上京前の求職中に遡(さかのぼ)る。

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 この時に内定をいただいた某制作会社の方に「それなら良かった。いや〜、残念だ…けど、実は心のどこかで君は平面系(=紙・Web媒体)に進んだ方が良いと思ってたんだよね〜」と言葉をかけられた。もしかすると、それはその方の勘違いかも知れないし、気のせいかも知れないけど…なんかグッときた。「平面系…この表現いいな。いただきっ!」と思い、約半年間こっそり温めて現在に至る。

 ちなみにその方曰く平面系の反対は立体系、つまり映像媒体を指すらしい。テレビとかYoutubeとか。

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  この時もそうだった。フェローズを会社訪問し、レポート投稿の話をいただいた時に「住まいは東京ですが、たまに実家がある仙台にも帰ってるので東北の話題もアップできたらいいかな〜って思ってます」と担当さんに伝えたら「岩崎さんは東京と仙台を拠点に活動されているんですね!」と。不覚にも内心ニヤッとしてしまった。その響き…めっちゃいい。その結果が、不定期掲載の「みちのくクリエイティブ探訪」コーナーとして形になっている。このコーナーを作れたおかげで、帰省しても常にアンテナを張ってダラダラせずに過ごすことができている。

 先のブログでFacebookの友達を500人ほど削除した話を書いたが、

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 常につながっている・濃い付き合いのある人間関係だけが人生に影響をもたらすとは限らない。一瞬のやり取りでもヒントをもらえることがあるし、今後一生会わないかも知れない人の言動が死ぬまで心に残る可能性もある。人と既存の人間関係に問いのヒントや答えを求めるだけではなく、視野を広く構えて来るものを柔軟に判断する(≠受け入れる)のもなかなか楽しいものである。ただし、先の記事にも記したように「自分のやりたいことの障害になる人」は別問題だが。

三十路の誕生日問題

 30歳を迎えるまで約1ヶ月。今年の誕生日は平日。ここは東京。どうしよう。何をして、どんな心持ちで過ごそうか。三十路突入は、自分の中で「特別なこと」と位置づけておきたい。

 意識が高い人たちは「元旦と誕生日の過ごし方がその人の1年を決める」と仰るが、誕生日の約1ヶ月半後に元旦を迎える私にとってはあまり関係がない。そんなに短いスパンで自分の目標や抱負をコロッと変える訳にはいかない。

 独身一人暮らしなので勤務時間以外は基本的に自由に(=自分の好きなように)過ごせばいいのだが、何をしてもいいので選択肢が増える。ひと・もの・ことが溢れている東京だとなおのこと。仙台=実家暮らしの時は、毎年「家族にお祝いしてもらえるのでまっすぐ家に帰る」一択で良かったのだが…。どうやら自由が行き過ぎると、逆に不自由になることがあるようだ。

 そういえば、アウトドアを趣味にしている方々は「不自由を楽しむ」ということを遊びにしているらしい。そうか、ある種のドM精神で臨めば不自由も楽しめるのか。ドMは得意分野(?)だ。つまり「選択肢が多すぎて選べないことを快感にすればいい」んだ。我ながらグッドアイデア。

 うーん、有給取るか…普通に仕事をして帰りにどこかに寄るか…。ゴージャスな食材を買ってデラックスな自炊にするか…外食にするか…。外食するとしても東京は飲食店が充実している…いつものエリアにするか、外に飛び出すか…。いや、待て。食事はいつも通りにして、どこか特別な場所に行ってみるとか…。都内に限らなくても、横浜…つくば…所沢…や千葉方面も気になるなぁ…。あ、先の台風で被害を受けた地域でボランティア活動するとか…。災害ボランティアは今の私の原点。原点回帰というのもいいかも知れない…。やりたいことはまだまだあるぞ…。

 こ、これが「選択肢が多すぎて選べない不自由さ」!!なんて贅沢で気持ちがいいんだ!!あと1ヶ月、じっくり楽しむとしよう。

vs蚊

 涼しくなったので休日に自転車で街中をブラブラした結果、どこかから蚊を連れ帰ってしまった。子孫繁栄に向けて、夏の終わりに最後の悪あがきをしたいらしい。私の血を吸った後、外への出口を探しているのか室内を飛び回っていた。

 私の血は献血にはいくらでもくれてやるが、蚊に飲ませてやる義理はない。この部屋からは出さない。殺す。そう思って頭に巻いてたバンダナを解き、鞭のように使って壁にとまった蚊を叩いた。

 パァン!!という音とともに血を吸った蚊が潰れて、写メるのをためらうレベルで事件現場みたいになった。壁が火曜サスペンス劇場になった。

 その後は「あー!あー!」と嘆きながら、ウエットティッシュで壁を拭いて証拠を隠滅した。バンダナ=凶器は洗濯機に放り込み、洗ってしまえば完全犯罪の成立である。やったぜ。

 痒いしウザいし迷惑なのでこれ以上の蚊の出現は控えてほしいところだが、寒くなるまで難しいかな…。

蚊