引越しの際、苦楽を共にした相棒である原付を実家に置いてきた。物件を探してくれた不動産屋に「バイクのスペースはないっすねー」と言われたから。
しかし、引っ越して確認したところバイク用のスペースがあった。内見で入居前に行って確認できなかったから仕方がない。
今からでも遅くはない、愛車を持ってこよう。早速バイクの配達をしてくれる業者を探したが、これみよがしに料金が高い。需要と時期的な都合か。
ならば!!仙台から運転して持ってこよう!!金曜日の夜行バスに乗って土曜日朝に帰宅、そのまま原付に乗って国道4号線で移動するプランを練った。土日の2日でゆっくり帰ればいけるはずだ。
理屈では可能だが物理的に無理。夜行バスで疲れ切ったボディに、原付の振動が6時間以上ダイレクトアタック。マッサージ効果どころか、かえって疲労が溜まるだろう。腰にくる、絶対くる。
諸々考え、原付は知人に譲ることにした。「アイツには東京のホコリっぽい道より、仙台のアスファルトが合うだろう…」と、自分を納得させた。