断捨離という考え方がある程度根付いた今、「人間関係」も精査すべき対象にあると主張する人たちがいる。「人間関係 断捨離」でググると270万件以上のページがヒットする(2019年10月1日現在)ので、オンライン・オフラインを問わずに人間関係に何らかの悩みを抱えている人は結構多いのかもしれない。
先日、Facebookの友達リストを整理した。アカウントを作ったのは確か大学生の時で、東日本大震災の学生ボランティアが盛んだった頃だ。以来、2〜3年に1度リストを見直して「不要」と判断した人間とのつながりを削除している。
最初は「思い出せない人」とのつながりを絶った。大半は「何かで一度会ったきりの人」だったろう。Facebookがブームだった頃はみな「Facebookの友達の数=その人の実力」と盲信し、闇雲につながってはどうでも良い情報を垂れ流していた。私程度の人間でも最盛期で800人以上の友達がいたが、この作業で600人ほどに減った。
2回目は「たいして仲良くない人」を外した。いわゆる義理でつながっていた人たちだ。それで400人くらいまでに抑える事ができた。本当に私が必要な人がいてくれるなら、また友達申請してくれるだろう…と思ったが、今のところ再申請をくれた人はゼロである。
さて、3回目となる今回は何を基準に削除の可否を検討しようか。先の2回の作業で友達リストはかなり精査されており、これ以上の作業は不要かと思った…が
- ストレスになる人(価値観が合わない、人間としてのレベルが違う、うるさい、私の努力を認めず否定してくる、マウンティング上等、メンタルがお子ちゃま、女であることを悪い方向に都合よく捉えている、ガッツがない、愚痴に同情できない、田舎者etc…)
- LINEなどでつながっており、Facebookでつながっているメリットが特別にない人(Facebook以外の連絡手段がある、LINEはクローズドSNSだから近況報告を投稿しなくても問題ない)
- Facebookを更新していない人(一定期間ログインがなく、Facebook運営側がアカウントを停止している人)
この3つを軸に改めて見直した結果、最終的に300人程度に落ち着いた。最盛期と比較すると約500人の存在を私のアカウント上から消した事になる。ここまで剪定できれば十分だろう。おかげで今は、そいつらの目を気にしないで好きなことを投稿できる。もっと早くに作業しておけばよかった。
これを見た人から「岩崎ってめっちゃ性格悪いヤツやん…」って思われるかもしれない。否定はしないが、この30年間他人の目と評価ばかりを気にして生きてきた私から言わせてもらうと「誰を友達に選びたい・選ばれたいかは全部私が決める。自分の夢ややりたいことの障害になる人間関係は不要なもの。命尽きる最後の瞬間まで自分に寄り添うのは自分だけ。腹の中も読めない他人に振り回されて後悔するくらいなら、自分の選択に胸を張って生きていきたい」。だから遠慮なく削除させてもらった。
もちろん、上記の基準を設けていてもFacebook・LINEの両方でつながっている人は何人かいる。苦楽を共にして今も仲良くしてくださっている人や、滅多に連絡は取らないけれどいただいたご縁をこれからも大切にしたいと思える人。そういう人たちだけがFacebook上に残った。あちらも私と同じことを思ってくれていたら嬉しい。
断捨離は「捨てたところに新しいものが入ってくる」のが醍醐味らしい。スッキリしたところで、次は誰とのご縁ができるのか楽しみにしている。
追記:前回削除した時の話を発見。 Facebook以外もガシガシやったらしい。