自己肯定感が低いと「他人と服が被った時」がツラい。
ユニクロ愛好家の私にとって服が誰かと被る、もしくは「あ、それ私も持ってるわ…」と絶望感に苛(さいな)まれることは日常茶飯事である。
特に街ですれ違った美人と、定価で買ったお気に入りのシャツが全く同じだった場合のダメージはハンパない。「美人はさぁぁぁ!!!an・anとかCanCamとかで掲載されている、なんかよくわかんない英語じゃない読み方するオシャレブランドで買えよぉぉぉ!!!」と、内心謎の逆ギレを起こすこともしばしば。そして、運命のいたずらか何かの手違いで「万が一あの美人が私の隣に並んだら…」と想像しては「今日はあの服着てこなくてよかった…」と安堵したこと数知れず。誰がどんな服を着ようと個人の勝手だが、「自分に自信がない」の一言で片付けられないほど拗(こじ)らせてしまっている人間にとって「カブり」は死活問題である。
こういう時は「キャー☆あんなに美人と同じ服買っちゃうなんて、私のファッションセンス上がったんじゃなーい!?」と、嫌でも思うしかない。意識高い系がよく言う「ポジティブ思考」「発想の転換」だ。考えを無理に改めることで身体に負荷が多少かかるが、容姿に関する圧倒的格差に絶望して立ち直れなくなるよりはマシだよね?うっ…うっ…(泣)