このシリーズは、アラサーで仙台から上京した岩崎が食らった数々の受難を記録するものである。
「山手線以外で行った方が早い時もある」
電車移動で北か南か、西か東か…という2択しかない地方民にとって、山手線は環状でぐるっと周りながら都内主要路線にアクセスできる、夢のような路線である。利用者はそれなりに多いが、その便利さから私もついつい乗ってしまうことが多い。
がしかし、先日あることに気づいてしまった。例えば池袋駅から新宿駅まで移動する際に山手線だと途中に5駅挟んで9分かかるが、埼京線なら1駅で済む。しかも5分で到着し、料金は変わらない。山手線よりは比較的混雑していないので、埼京線のダイヤに合わせてスケジュールを組めばよりストレスフリーで移動できる。
仙台市民なら「北仙台駅から仙台駅、または仙台駅から長町駅までを移動する際、地下鉄とJRのどちらを選べば良いか?」という話と同じである…と言えば伝わるだろう。それが東京都心ではボンボンあるので、こればっかりは路線図をある程度頭に入れておかないと対応できないだろう。つまり個人的に大不得意な「地理」を学ばなければならない。やっと練馬に隣接する自治体を覚えてきたというのに…。
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