このシリーズは、アラサーで仙台から上京した岩崎が食らった数々の受難を記録するものである。
「東京都の警察=警視庁」
警察と言えば「●●県警」が当たり前で育ってしまった私にとって、警視庁とはドラマとか映画とか、報道番組でしか見たことがないもの…つまり画面の向こう側のファンタジーだった。故に東京都の警察=警視庁であるということに上京してから気付く。都心に行っても、23区の外に出てもおまわりさんは警視庁(「奥様は魔女」と語感が似ている)。
駅の交番に、街でネズミ取りしてるパトカーに、おまわりさんが着てるチョッキの背に、堂々と「警視庁」の3文字が記されている。なんだろう、この威圧感は。マジ怖い。
かなり恐怖を感じたのは令和天皇の即位パレードの時。
パレードが終わり警視庁関係者が一斉に集まって打ち合わせ→最終確認?をしていた光景が今でも脳裏に焼き付いており、思い出すだけで夢に見てしまいそうなくらいの恐ろしさ。恐らく警視庁関係者が都心に集結していたのだろう。あの日、あの近辺で視認できた警視庁関係者の数は推定200人以上…。ただただ怖かった。何もしてないのに無実を証明したくなり、道路交通法や迷惑防止条例など、ありとあらゆる法令を遵守すると硬く誓った。
とはいえ、我々の安全と平和を守ってくださっているのだからいい加減に慣れないといけない。…慣れないと(泣)。
*ほかの「上京の受難シリーズ」はこちら*