スーパーいわちゃんねる!

人類総岩崎化を目論む岩崎が、全国19万人の岩崎さんと1億人ちょいの岩崎さんじゃない人に向けて更新中。世界よ、これが岩崎だ。

原点は本の中に

 「あなたが人生ではじめて読んだ本・買った本が、もしかしたらあなたの原点かも知れない」と言われたので振り返ってみた。

 はじめて読んだ本でパッと思いついたのは、幼稚園の本棚にあった「スイミー」。

スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし

スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし

  • 作者:レオ・レオニ
  • 出版社/メーカー: 好学社
  • 発売日: 1969/04/01
  • メディア: ハードカバー
 

 仲間はからだが赤いのに、一匹だけ黒い…けど泳ぎが得意な魚・スイミーの物語。今思えば、自分とスイミーは「本人は至って普通なつもりなのに異端扱いされる」部分が重なる。Wikipediaであらすじを追ったが、それだけで涙腺が緩んでしまった。また読みたい・手元に置きたいと思って買ってしまった。

 自分のお金ではじめて買った本は「×一(バツイチ)の子どもたち」。中学生の時に買った。 

×一の子どもたち―彼らの本音 (講談社文庫)

×一の子どもたち―彼らの本音 (講談社文庫)

  • 作者:石坂 晴海
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/02
  • メディア: 文庫
 

  世間が「離婚した家庭の子どもって可哀想」というイメージを押し付けたがってい中、「自分はそう思っていない。むしろ両親の離婚前も離婚後もめっちゃ幸せなんだけど間違っているのか?」と思っていた時に出会った一冊。作者は「×一の女たち」「×一の男たち」を発表した後にこの本を出したそうで、(記憶が正しければ)6人のバツイチの子どもにインタビューしている。いわゆる「自分語り系」じゃないので好意的に読めたし、子どもたちの思いも様々で自分と近い状況・似たような思いを抱いている人もいたので「あ、私このままでいいんだ〜」と勇気づけられた。

 余談。この本を当時仲良かった独身の先生に「面白い本でしたよ〜」と言って貸したが、生徒指導の参考になったのだろうか…。教員って、生徒以外にも各家庭の親とも付き合わなくちゃいけないからね。多方面に気を遣う仕事だよね。