心理学用語で「ピグマリオン効果」というものがある。
ピグマリオン効果(ピグマリオンこうか、英: pygmalion effect)とは、教育心理学における心理的行動の1つで、教師の期待によって学習者の成績が向上することである。 別名、教師期待効果(きょうしきたいこうか)、ローゼンタール効果(ローゼンタールこうか)などとも呼ばれている。
ピグマリオン効果については、人間は期待された通りに成果を出す傾向があることの現れとされ、1964年にアメリカ合衆国の教育心理学者ロバート・ローゼンタール(英語版)によって実験された。 ピグマリオンという名称は、ギリシャ神話を収録した古代ローマのオウィディウス『変身物語』("Metamorphosen"、訳に『転身物語』とも)第10巻に登場するピュグマリオン王の恋焦がれた女性の彫像が、その願いに応えたアプロディテ神の力で人間化したと言う伝説に由来する。
ざっくり説明すると、先生に「君には期待しているよ(肩ポンポン)」と声をかけられた生徒は、声をかけられなかった生徒より良い成績を残す…という話である。「褒めて伸ばす」の最たるものかと。
そんなことはどうでもいい。それよりも由来のピグマリオンさんの事だ。ギリシア神話の登場人物だが、話によると
キュプロス島のピグマリオンは純粋だったのでリアルの女が嫌い(処女厨かよ)
→理想の女性「ガラテア」を彫刻で自作(フィギュアの原型師の元祖かな?)
→ガラテア像にガチ恋するピグ、「ガラテアは妻」と言い出す(ここに病院を建てよう)
→ピグが女神アフロディーテの祭壇前で「あの像に似た娘がリアルでほしい」と愚痴る(女神をスナックのママ扱いするな)
→アフロディーテ、女神の慈悲でガラテアを人間にする(ゆとり仕様もしくはスナック出禁)
→ピグ帰宅、いつものようにガラテア像にチュッチュ(日課と思われるがシンプルにキモくない?)
→「あれ?あったかくて柔らかい…」(気色悪い)
→なんと!ガラテアが人間になっていた!
→2人は結婚、子どもも授かる(ですよね〜)
→孫にあたるキニュラスがキュプロス島の王に(!?)
(ギリシャ神話|アフロディーテ:ピュグマリオン、自分の彫った大理石の乙女像に恋した男 をざっくり解釈)
こ れ は ひ ど い 。なんてご都合主義の展開。そしてピグの性癖が特殊すぎる。像にチュッチュしたり俺の嫁発言したとあるが、本当にそれだけで済んだのだろうか。記載にない部分が気になる…。
この流れを現代にありそうな話で置き換えてみよう。
三次元の女子に失望したキモオタがアニメにどっぷりハマったところ、理想的な二次元の美少女に出会ってガチ恋してしまった。3Dプリンタを駆使して理想的なポージングのフィギュアを作ってhshs。恋の病は日に日に深刻さを増し、誕生日にホールケーキを注文してお祝いしたり、抱き枕を作って添い寝したりするようになる。そして「●●ちゃんは俺の嫁☆」発言のノルマ達成…どう見ても末期です、本当にありがとうございました。
遂には「ガラテア!ガラテア!ガラテア!ガラテアぁぁああああああああああああああああああああああん!!!」などとルイズコピペのような狂言を吐(ぬ)かす始末。それを見た近所の神社の神が「ダメだこいつ、早く…なんとかしないと…」と何かを察し、その美少女が現代科学では説明不可能なミラクルパワーでリアルの世界に爆誕!!
そんなことはつゆ知らずにキモオタが帰宅すると、美少女が「おかえりなさい♡会いたかったよダーリン♡もえもえキュン♡」状態で出迎えてくれた…。その後はまぁなんか色々な段階踏んで無事にハッピーエンド☆
…って事でしょ!?それなんてエロゲーだよ!?ひと昔前の新海誠に一目置かれるレベルだわ!!
この話をわざわざ書物に記して残そうとした関係者を今すぐ召喚し、小一時間問い詰めたい。切実に。
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