池袋の宮城ふるさとプラザに立ち寄ると、観光PRパンフが置かれている。
春先はサザエさん柄だったが、
先日行った際はポケモンのラプラス柄に切り替わっていたのでもらってきた。
ラプラスといえば、2016年にポケモンGO初のイベントが石巻で行われた際に大量出現していただいたことが記憶に新しいが、まさかその後も宮城のために残ってくださるとは…。心優しいポケモンとはいえ、あの時いただいた経済効果を考えると県民はラプラスに足を向けて寝られないだろう。
で、パンフレットの中身はというと冬の宮城の観光キャンペーンでオススメの観光スポットを紹介する内容。と言っても、出身者から「サザエさんの時も松島と温泉PRしてたよね?そこしかないのかよ…」という感じ印象を受ける。だが、首都圏の人々でもかろうじて知っているレベルのラインナップと考えるとまぁまぁ無難なチョイスかな。
今回のキャンペーンで注目すべきはラプラスマンホール。
県内で計15箇所に、それぞれの自治体の特徴を表現した?柄のマンホールを設置したそうだ。全体をざっと見て、名取・岩沼の雑さが気になる。なんだこれ…?
岩手県との県境に位置する気仙沼市では、イシツブテがラプラスと手を取り合っているデザイン。岩手ではイシツブテをはじめとする岩タイプのポケモンが県のPR活動をしているとのこと。
【公式】「岩手県×イシツブテ」イメージソング「岩と手!岩手!イシツブテ!」
「岩」手だから岩タイプって安直すぎないか?そしてなぜイシツブテ?岩ポケモンは他にもたくさんいるのに。あれか、岩手はニビシティか?竜泉洞あたりにタケシがいるのか?ヒトカゲ連れて行くと詰むやつか?トキワの森(住田町)でキャタピー捕まえてバタフリーまで進化させ、ねんりきで倒さないと先に進めないのか?
ちなみに属性的な観点から言うと、水タイプのラプラスは岩タイプのイシツブテにめちゃくちゃ強い。うっかり倒してしまわないように気をつけてほしい。
対する福島県との県境・山元町はラッキーとラプラスが手を取り合っているデザイン。福島でもラッキーがコラボして県をPRしているそうだ。
「福=ラッキー」という解釈だそうで、確かに福島の特産品・桃みたいなカラーリングだし、初代ポケモン赤緑では出現率がラプラス並みに低かったポケモンなのでまだ納得できる。むしろ適材適所で上手くハマったと言えるだろう。
それにしても、東北はポケモンの力を借りないとまともにPRできないくらいに落ちぶれているのか。仮にこのPR手法で観光客が来たとしてもポケモン人気にあやかっているだけのことで、本来のその土地土地が持つ魅力を感じてもらえるレベルには達していない。観光地として持続的に足を運んでもらうための根本的解決に至ってないし、協力してくれているポケモンたちにも申し訳ない。
話は変わり、宮城では壇蜜起用の件で散々怒られたのに、懲りずにまた動画を作ってYoutubeで配信している。今回はラプラスと子どもたちがなぜかラップを歌っているが…まぁ、可愛いから許すよ。
はいはい、村井知事も相変わらず可愛い(?)ですね〜。公務お疲れ様でございます〜。
!?
「MC村井」って誰や!?
!!??
分裂した!?
YouTubeで初めてこの広告が流れてきた時に、不良と化した知事のインパクトで、それまで動画内でPRされていた情報が全て頭から吹き飛んだ。
確かに村井知事は「宮城のためならなんでもやる(=コスプレも辞さない)」と仰ってくれた。しかしこの方向に振るとは思わなかった。自衛隊出身で還暦間近の人に何やらせてるんだ。動画制作した広告代理店なり制作会社なりを小一時間ほど問い詰めたい。この動画も失敗か…?