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新卒就活サイトで得する人・損する人《ゆとり就活シリーズ》

 東日本大震災と時期が重なったから…という言い訳はあまりしたくないが。

 わたしも4年大新卒・就職失敗組の1人だ。ぶっちゃけ、二次面接まで行ったことがない。

 新卒で採用してもらうことは失敗した。しかし、あれから数年間で半年以上離職したことはないし、何とかお給料ももらえている。物事を一歩引いて見た時に、いろいろとわかったことがあるからだ。

 

 お節介だが不定期更新で「ゆとり就活シリーズ」と題し、わたしの就活失敗&転職経験を元に、新卒(4 年大卒)の方々にお伝えしておきたいあれこれを上げていく。お悩みがあればコメントいただきたい。何らかの形で返事するつもりだ。

 装備もままならないままエントリーシートという名の赤紙を片手に、若者たちが就活戦線を行く様子は、わたしが大学生だった頃と大差ないようだ。 この記事が未来ある若者たちの身を守り、武器となることを願う。

 

 今回は「就活サイトとの付き合い方」について。あくまで私見でお送りする。

 

 

新卒求人サイト=フリーのクーポンマガジン

 リ●ナビとホッ●ペッパーは同じ。

 いやいやいやいや、系列は同じかもしれないが意味わからん…と思うだろう。こう言えばわかるだろうか。

 

 リ●ナビとホッ●ペッパーの儲け方は同じ。つまり広告収入。

 

 あのサイトに掲載されているのは求人広告。

 就活サイトのお客様は、学生ではなく掲載企業だ。

 

 こちらをご覧いただきたい。

 

 

 新卒サイト1つに掲載するだけで100万円は吹っ飛ぶ。相当儲かっている企業じゃないと無理。(世間にはワー●ンに求人広告出すのも躊躇するくらいの零細企業があるということを念頭に置こう)

 「そのくらいの投資をしてでも優秀な人材がほしい、逆を言えば採用したからには投資のモトを取れる、いやその倍以上を稼いできて会社に貢献し、何でも都合よく動いてくれる社蓄候補がほしい」が本音だろう。

 

「エントリーしろ」「説明会行け」「面接受けてこい」の罠

 新卒採用サイトの登録を終えると「期日まで50社エントリーしてください。昨年内定もらった先輩たちはそれくらい応募しています」と表示される。そのノルマをクリアすれば特別チケットがもらえ、それを使うと採用時の面接が優先的に進むという。ホントかよ。

 次に「20社の会社説明会に行きましょう。昨年内定もらった先輩たちは(以下略)」と。予約はすべてサイトを経由して行っているから、虚偽の申告はできない。

 とどめは「10社の面接を受けましょう。昨年内定もら(以下略)」。少なくともわたしが就職活動を経験した時はこうだった。数打ちゃどっか引っかかるだろ?と言わんばかりに煽られた。

 

 こうやって就活生が積極的に動くよう誘導することで、優秀な応募者を集めクライアント=企業に満足してもらうのが目的だ。サイト運営側からすれば、就活生個人の合否はどうでもいい。

 

 君はどの方法で仕事を探す?

 新卒採用サイトにいる企業はお金持ちで、サイト運営側は儲かってる企業からお金をいただいて優秀な学生を集めないといけない。この現実を理解した上で、就活の進め方やサイトとの付き合い方を考えないといけない。サイトから言われることを真に受けて真面目に実行していたら、精神的に参ってしまうの必至だ。

 私見だが、サイト経由でエントリーするのは本当に行きたい会社に絞り、それ以外は企業説明会と空いている時間が合致すれば社会見学のつもりで行ってみると良いと思う。会社をゆっくり見て、社員を質問攻めしていい機会なんて社会人にはない。学生に許された特権だ。貴重な機会と捉えて、いろいろ足を運んでみてほしい。

 また、サイトに頼らずとも就活は可能だ。都道府県に設置されている若年層向けハローワーク(わかものハローワークジョブカフェなど)を利用するのをオススメする。ネットで「ハローワーク 若者 ○○県」で検索すれば、近くのものがすぐ見つかるだろう。こちらは国から雇用者を増やすミッションが与えられているため、熱心に相談に乗ってくれるし、履歴書の指導や面接対策も行ってくれる。新卒サイトに掲載が難しい中小企業の求人も扱っており、「大企業がいい!」という変な見栄やこだわりやプライドがなければ利用する価値はあるだろう。

 学校に寄せられる求人票も要チェックだ。ただし就職課の連中の言うことはあまり真に受けないほうがいい。やつらは「就職率を上げて学校の評価を高める」が目的の上に、転職含めた就職活動や人事経験のない人が大多数だから。