このシリーズは、アラサーで仙台から上京した岩崎が食らった数々の受難を記録するものである。
「『●●線直通』の意味がわからない」
4月某日、初出勤の日。初めて家から勤め先まで電車に乗って向かった。私が降りたかったのは某私鉄のI駅。最寄りもその私鉄路線の駅なので「ここから乗れば電車一本で会社までまっすぐ行ける!何も間違いはない!」と思っていた。
しかし電光パネルに表示されていた「●●線直通」の意味を確認しなかった結果、目的の私鉄駅ではなく地下鉄駅で降ろされた。何も疑問に思わないまま改札を通ると、Apple Watchに入れているSuicaから想定より多く運賃が差し引かれた。想定外の事態に「東京っておっかないところだなや…」とうろたえたが、ふと周りを見ると上京の日に訪れたI駅と景色が違う。そこで「ここは私鉄のI駅じゃない」「途中で路線を乗り換えたという扱いをされた」ことに気づいた。
最寄駅から乗車したのは途中で地下鉄に乗り入れる電車だった。私鉄駅と地下鉄駅はほぼ同じ位置にあるにも関わらず、路線が異なるから…というたったそれだけの理由で運賃を1.5倍取られた。
「頼んでもいないのに地下鉄に入るなんて!」と憤慨したが、確実に自分が悪い。途中で降車し、改札を出ずに駅のホームで待っていれば私鉄路線を行く電車に乗り換えられたのだが…このシステムに気づくまで1週間かかった。
複数路線への乗り入れは最初こそビビったものの、慣れてしまうと電車一本で都心のいろいろなところに足を運べるので超便利である。原付がなくなり、自転車もタイヤにヒビが入ってまだ修理できていない中、移動に関しては特に困っていない。これが都会か…としみじみ思う日々である。

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