風邪を引いた。鼻はズビズビ、原因はおそらく寒気が急に都内に流れ込んだからだろう。練馬はどちらかといえば山沿いなので空気が滞留しやすく、しばらく寒い日が続いた。「東北人だから寒さには強い」と傲って対策を怠ったのもある。
薬局に行ってマスクを買おうと思ったが、コロナウイルス流行の影響でオール売り切れ。唯一100均のダイソーに置いてあったが「100均のマスクって大丈夫か?病気を予防すると見せかけて、実は変な成分が付着していて返って体調悪くしないか?」と妙な不安を感じたのでやめた。自宅中を探し回り、奇跡的に1週間分のマスクが見つかったので使っているが、無くなるのも時間の問題…なので体調がどうしてもよろしくない日だけ付けるようにした。
どーにもこーにも具合が悪くて欠勤した日の翌日。出勤すると同僚から「岩崎さん大丈夫ですか?」と心配された後、続けて「今はコロナウイルスに警戒している人多いですが、それさっ引いてもインフルエンザとか流行ってますからね。病院行ってください」と言われた。
これは絶対にインフルエンザではない、ただの風邪である。なぜなら私は3回くらいインフルエンザにかかっているので、症状がそれとは違うことを体感していた(それはそれでどうなんだろう)。しかし新型ウイルスによる流行病が横行し、中国では多くの死者が出てしまっているという昨今。ただの風邪であること=身の潔白は公的機関に証明してもらわなければならない。休み時間を使い、上京して初めて内科にかかった。
先生は問診や聴診器などで一通り身体をチェックしてくれた後「直近で海外渡航の経験はありますか?」と聞いてきた。仕事であちこち行ったが、とりあえず本州は出ていないので「NO」と答えた。献血以外で医者に海外渡航歴を確認されたのは初めてだ。
世知辛い。早くコロナウイルスが収束してくれないものか。
コロナと言ったら暖房器具だべ。