単焦点レンズを買った。ニコン純正品・50mm標準レンズである。
きっかけは、週末通っている某編集ライター講座である先生に言われた「ズームレンズだけでは写真は上達できない」という一言だった。
な、なにぃーーー!?こちとら写真撮影実務経験者。仕事は何回か変わっても、使うレンズはいつも変わらずTamron18-200mmのズームレンズだわ!!
じゃあ買ってやるよ!!お手頃価格だから今回はNikon純正レンズで買ってやるよ!!35mmと50mmで悩んだけど…風景景色雰囲気を対象に画角を広く撮るのは慣れっこだから、ドM精神発揮して50mmにしてやんよ!!縛りプレイバッチコイ!!…と、受講翌日にAmazonをポチった。半ば勢いである。30歳、怖いものが段々無くなってきた気がする。ヤバイね、嫁の貰い手が来るはずないね。いらんけど。
届いたので早速愛機・D7000に装着。このレンズはD7000番台以上ならAF対応になるとのこと。ボディ買う時に、相談に乗ってくれた上司の言葉に従って良かった(単焦点レンズを買うことを見越していたかどうかは不明だが)。
まず持った瞬間の感想は「軽っ!!」。当たり前だ、だってズームしない分だけレンズもないからね。18-200mmで慣れてしまった腕が、その軽さに対する力加減がすぐに調整できなくて震えた。この感覚をわかってくれるのは、NHK紅白歌合戦で重い豪華衣装を脱いだ小林幸子と美川憲一くらいしかいないだろう。
さて、先生は「画角を学びなさい」と仰った。単焦点レンズ=倍率固定という縛りプレイの中で、いかに画角を工夫して撮るか…というプロセスを踏めば上達できるということらしい。
で、カメラを持っていく用事があったので道すがら咲いている植物を撮ってみた。
1枚目。さすが純正レンズ、きれいに撮れるなぁ。これだけでも個人的には影の感じが意味深(に見えるの)で満足したが、それだけでは意味がないので反対方向に回ってシャッターを切ってみた。
2枚目。同じ花だが光の当たり具合が違うので明るい&健気な印象に変わった。ほぉん?これが画角というものか…ふむふむ。
研究の余地が死ぬほどありそうなので、引き続き暇な時にカメラ片手に外を徘徊してみよう。