コロナウイルスの影響が、真綿で首を締められているかのようにじわじわと出始めた。
世話になっている講座が臨時休講になったり、プライベートで行きたいところが閉まってたりは許容範囲内だったが、目に見えない存在はついに本業にも波及してきた。通常業務には差し障りないのない分野だったのが不幸中の幸いである。
個人的な話。最近知らない人に道を聞かれることがパッタリなくなった。
不要普及な外出を控える人や観光客が減っているのだろう。街を歩く人も少ない。その影響もあってか、先日いつもなら人がめちゃくちゃ並んでて入れないラーメン屋にすんなり入れてしまった。嬉しいやら寂しいやら、複雑な気持ちである。
また、トイレットペーパー不足デマによる買い占め問題の煽りを受けてしまい、3月に入ってからネットショッピングで買う計画がパーになってしまった。仕方なく実家と親戚を頼って向こう1ヶ月分は確保したが、近所のスーパーはまだ品薄状態が続いている。練馬は子どもからお年寄りまで70万人が住んでいる街だ。仕方がない。これでも他所よりは入荷状況がマシらしい。もう少し辛抱するしかない。
トイレットペーパーが底を尽き、実家と最寄りの親戚に相談したらそれぞれに恵んでもらえてありがたい…(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
— 岩崎 (@superiwachannel) 2020年3月15日
それにしても、東京人の「長い物には巻かれておこう精神」は一体何なんだろう。東日本大震災の時も都内はそれほど大きな被害がなかったと言うのに、原発事故が起きた途端に買い占めが発生したそうだ。そういえば今回頼った親戚も、当時連絡してくれた時に「仙台のみんな大丈夫ー!?東京、スーパーにモノが全然ないけどー!!」って言ってたっけ。
都民は集団心理に弱いのか?上京前は「東京人=スゴい」と根拠もなく思っていたが、最近そうでもないことに気づいた。地方にいると人格者で華々しい東京人ばかりが目に入ってくるが、その他大勢は……ご覧の通りのようだ。
そして東京が混乱すると地方も混乱する。今回トイレットペーパーを恵んでくれた実家方面も、スーパーではなかなか入荷されず、入荷されても高齢者が開店と同時に店に押し寄せて買い占めていくそうなので、ストックをちょっとずつ消費しながら購入できるタイミングを見計っているらしい。日本製紙石巻工場を有する宮城県でもこのザマか。情けない。(製造しているのはトイレットペーパーではないらしいけど)(ネーミングライツで爆誕した「日本製紙クリネックススタジアム宮城」の件は、今生きてる県民は大体覚えているぞ)
コロナウイルスのパンデミックで不安な気持ちになるのはわかる。でもさ、もうちょっとクールに……いや、某国会議員の言葉を借りて「セクシーに」行動しようよ。国民全体でさ。理想はコロナウイルスが空気を読んでセクシーに行動してくれることだけどね。