「小心者克服講座」といえば、芸人・ふかわりょう氏がエアロビの動きをしながら嫌いな相手にダメージを与える一言を放つ伝説のネタ。
このネタを、私個人が苦手とする(できれば付き合いたくない)人たちに多くフォローされているプライベート用Instagramの投稿に応用できないか考えてみた。要するに「見た人がいい感じにダメージを受ける投稿」をしてみたい。Instagramのリア充アピールで。
このエントリのタイトルみたいに「こっちは日常を投稿しているだけなのに、見る人が見たらイラっとする感じ」を出したい。実現に向けてどのような文言を入れればよいか、投稿をしながら考えてみた。
Lesson1 (笑)を入れる
インターネットスラングで面白いことを表現する際に「www」や「草」が主流の中、今一度原点の「(笑)」に立ち返ろうではないか。日本語の、とりわけて漢字の字面が持つパワーを信じたい。というわけで、先日都内の某表参道でイルミネーションをスマホで撮った時に、ちょうど東北人が東北流行語2019の大賞「表参道がむしろ仙台」で盛り上がっていたので、ハッシュタグ「#表参道がむしろ仙台」を付けて、さらに「(笑)」を添えて投稿してみた。表参道と仙台は全然違いますよ、と。
「空気」に敏感な日本人であれば、この「(笑)」の持つ力にきっと反応できるに違いない。数日後に投稿を見返してみたが、自分でも結構イラっとした(笑)
Lesson2 ハッシュタグをローマ字で表記する
日本語の字面が持つパワーは素晴らしい。だが、普通にハッシュタグ「#東京」とすればいいところをあえて「#tokyo」と打つことで、イラっとするタイプの典型例「海外かぶれ」のような雰囲気も演出できる。そう、言うなれば「国際社会って当たり前の世の中じゃない?海外の人にも私のInstagram見てほしくって〜」感だ。世界的に知られている地名のみをあえて、あえてローマ字表記にすることでこれだけのイラっと感が出せる。
こんなに優秀な素材を後出しするのはもったいない。このハッシュタグを冒頭に持って行くのはどうだろう。首都にいることを強調しつつ「パッショナブルなジャパンカルチャーをフォーリンカントリーピーポーにイントロデュースしたいの」という、ルー大柴でも理解に苦しむような意図を見せられる(気がする)。
というわけで先述のイルミネーション投稿時に併せてやってみた結果、投稿した瞬間に見返すまでもなく自分で自分にイラっとした。なんだよコイツ、上京した程度で調子に乗りやがって…という気持ちが苛立ちとなってふつふつと湧いてくるではないか。
Lesson3 語るのもハッシュタグで
投稿はなるべく多くの文字を使わずシンプルに。例えば「この前食べたパスタがちょー美味しかった!!表参道の路地を一本入って云々…」という余計な説明は不要。短く「おいしいパスタ」と一言、そして必要な情報は「#表参道 #路地裏 #素敵なお店 #美味」などとハッシュタグに語ってもらえばいい。ムカつく、これはヒジョーにムカつく。
多くを語らないのことで、目にした相手に想像する余白を与えることができる。
まとめ:本文短く、ハッシュタグ大活用
Instagram最大の特徴は「ハッシュタグの充実」である。これを上手く活用することで、思い描く理想の自分を演出できるはずだ。
というわけで、引き続き一部の方々にフォローを外してもらうためにプライベートのアカウントでは嫌な女になり続けようと思う。早くブロックしてくれないかなぁ…。

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