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人類総岩崎化を目論む岩崎が、全国19万人の岩崎さんと1億人ちょいの岩崎さんじゃない人に向けて更新中。世界よ、これが岩崎だ。

Uber Eats体験記(多分、デリバリーの客として向いてない)

 Uber Eatsを初めて使ってみた。クーポンで初回が破格になるとのことなので、時々行く某チェーン店の商品を注文した。

 仙台在住時代、デリバリーはほとんど使ったことがない。実家にいる時は利用した記憶が全くないし、同棲期間中に相方が帰ってこないストレスでピザを1枚注文したことがある程度なので、デリバリーそのものにあまり慣れていない。もちろん、東京では今回が初注文である。

 

 アプリを開いて、食べたい商品をポチッと手続き。するとスマホの画面に「お店を応援」だの「配達員にチップを贈れます」だのと表示がでた。海外企業らしい口上、そして意識高い系の層をユーザーとして狙っているであろうことがイメージできた。うるせぇな、というのが率直な感想だった。

 若干イラつきながら注文を終えると配達予定時刻が出た。20〜30分くらいかかる見込みだったので「気長に待つか……」と思っていたところ、予定より早く配達員が商品を受け取ったとの通知が。どうやら自転車で届けてくれるらしい。

 マジか。店から家までの道は平坦ではない。微妙に体力を削られる長い坂が続くエリアがある。配達員として活動しているんだからそれなりのスペックの自転車に乗っていて、本人もそれなりに鍛えているだろう……けれども、それを差し引いてもあの一帯に体力を奪われるのは想像できる。あの辺は間違いなく、ダルい。

 「申し訳ないことをしたな……」としょぼくれていた矢先、また通知が鳴った。「予定より早く到着できそうです」とのこと。

 マジか。あの坂を爆速で駆け上がってきたのか。ただでさえ都内でも比較的気温が高い練馬区なのに、その中を荷物抱えてチャリで運転は暑かっただろうに。表示された配達員のプロフィール画像によると、どうやら20代くらいの真面目そうな男の子のようだ。

 そもそも、徒歩圏内ならUber Eatsなんか使わずに歩いて買いに行けばよかったのに。自分より若い人を働かせてしまった。なんだか自分が情けない大人に思えてしまった。

 

 結果、20分以内に商品が届いた。受け取る際に、冷蔵庫に入っていた三ツ矢サイダーを「よかったら飲んでー」と言ってあげたら、驚いた様子で受け取ってくれた。配達員は客から差し入れをもらうことが少ないのだろうか。それとも余計なことをしてしまったのだろうか。何か規約があるのかもしれない……でも水分補給は大事だし、あの配達員さん他にもお仕事あるだろうから身体には気をつけてほしいし……。

 悶々としながら届けてもらった商品を残さずいただき、再度アプリを開いてみると「配達員の応対はいかがでしたか? 感謝の気持ちにチップを贈りましょう!」みたいな表示が出た。「炭酸飲めない人だったらごめんよ、これで好きなドリンク買って頑張れよ」と、チップを少額贈った。

 

 注文のたびに、毎回こんな気持ちになっていたらキリがない。私はUber Eats……というか、デリバリービジネスの客に向いていないようだ。自炊しよ。