東京で暮らすにあたり、事前に「自宅から会社までの通勤経路を調べて報告するように」と指示があったので、ネットで最寄りのM駅までの最短経路を調べてメールを送った。すると「弊社は最寄り駅が2つあります。岩崎さんの使う路線ですと、M駅よりK駅を利用した方が時間も早いし乗り換えも楽ですので変更しておきました」と返事が。
最寄り駅が2つってなんだ?JR長町駅と地下鉄長町一丁目駅…みたいな感覚か?地図で見るとK駅はM駅の反対側にあるが、確かにこっちからでも会社に行ける。歩く距離も大して変わらない。
地方民が東京に出ると苦労する1つ「駅が充実=複雑」を早速食らった。東北随一の政令指定都市・仙台市で生まれ育ったことを誇りに生きてきたが、日本の首都・東京の前ではそのキャリアも塵芥(ちりあくた)と化す。だが、ここでくじけてはいけない。東北から東京に出て活躍している人はたくさんいる。歴史をたどれば、戦後の集団就職で上野駅まで列車で行った人たちもいる(集団就職 - Wikipediaより)。ただ先人たちを賞賛するのではなく「今ここにいる私がどう生きるか」だ!と、自分を奮い立たせた。
この記事は、東京行きの高速バスの中で書いている。更新される頃には無事に着いているのだろうか。
降りるの新宿だけどね。