事前情報なしに映画を見ることが恒例になりつつある。仮面ライダービルドは放送当時はノーチェックだし、Amazonプライムでも全く見ていない。Wikipediaに掲載されているあらすじと、Twitterで流れてくる「ドルオタのカシラ」や「私服がダサいげんとくん」などのネタ情報ばかり仕入れている、あまりよろしくない状況である。
で、なぜそんな状況なのにわざわざ映画を見に行ったか。理由はシンプル、武田航平さんが好きだからである。
っしゃあああああ!!!!! pic.twitter.com/A1EB15Q1jV
— 岩崎 (@superiwachannel) 2019年9月22日
ちなみに、武田さんが過去に出演されてた「仮面ライダーキバ」も本編は見ておらず、ネプチューンのホリケンが出てる映画をYouTube無料配信で拝見した程度である。あれはあれでなかなか…嫌いじゃないわ!!
Vシネクスト『ビルド NEW WORLD 仮面ライダーグリス』
2017~18年に放送された「仮面ライダービルド」のその後を描いたVシネマ「ビルド NEW WORLD」の第2弾。テレビシリーズの主人公・仮面ライダービルド/桐生戦兎らとともに活躍した仮面ライダーグリス/猿渡一海にスポットを当て、「仮面ライダービルド」シリーズの最終章として描かれる。桐生戦兎が創造した新世界では、人体実験を受けた者にだけ旧世界の記憶がよみがえり、記憶がよみがえった者の中から、新世界を「科学の力=兵器」によって支配しようと企む者がテロリスト集団「ダウンフォール」が生まれる。ダウンフォールの魔の手は戦兎や万丈龍我、そして一海にもおよび、一海が愛する美空が人質にとられてしまう。美空を救うため、一海と彼を支える三羽カラスは反撃を開始するが……。
主人公・桐生戦兎が創造した新世界で、創造する前の世界=旧世界の記憶が戻った関係者たちの話。今作の敵である「ダウンフォール」のボスの動機を聞くと、地上波本編はネタ部分以外はずっしり重いストーリーだったようだ。だからファンは救いを求めてネタ部分をクローズアップしていたのか…。
今作の目玉である、同時上映「ドルオタ、推しと付き合うってよ」は納得のクオリティ。予告で一瞬だけ出た一言をここまで膨らませるのは制作陣の愛の賜物かと。カズミンも去ることながら、みーたんの魅力が詰まっている…。
以下、ネタバレしない程度の雑感。
- ドルオタ通り越してストーカー、この状況でも普通に振る舞うみーたん。慣れって怖い
- みーたんと付き合っちゃいましたね…(困惑)
- どう見ても音也です、本当にありがとうございました
- いつでもどこでもカシラについて行く三羽ガラス。可愛い。この世界が見たかった…
- 鉄壁の蝶ネクタイ
- こんなに心ときめかないイケメンの入浴シーンは、日本映画史有数の出来
- 内海さんは旧世界の記憶がなくても内海さん
- カズミンが主人公なのに最初に変身するのはゲントくん。ヒゲがないので一瞬誰かわからない
- 天才物理学者の計算された精神攻撃
- 計算が全くわからないので筋肉鍛えるプロテイン
- マイケル富岡の特撮作品悪役率
- 今回の敵「かがくのちからってすげー!!」
- グリスパーフェクトキングダムは本編未視聴でも泣ける
- 武田航平さんが言うからこそ意味があるセリフ多数
- 感動<笑撃のラスト
感想は賛否両論あるらしいが、にわかファンにはこのくらいでちょうど良いのでは?という感じ。あんまりヘビーにしても…ねぇ?この期に及んでも「ビルドはヒーローっぽくないから許せない」と騒いでいる特撮老害はスルーで。
11月にDVD&Blu-rayが出るそうだが、作品が好きなら映画館で観ればいいし、そうでもなければレンタル待ちでいいのでは。にわか知識の私でも映画館で見て結構満足できたので、お好きな方でどうぞ。