月2で出稿させてもらっている「クリエイターズステーション」。1月は帰省時に集めた話で固めようかと思ったが、2本目の画像を間違って削除したっぽいので急遽ストックネタを掘り起こした。ちなみに本来2本目に書く予定だった話は興味本位で行ってみたものの、正直どう加工すれば良いか悩んでいた。消えてくれて助かったかもしれない(でも良くない)。
怒りを昇華することを学んだ
ちょうど表参道を通る用事があった日の翌週に、勝手に東北流行語大賞2019で「表参道がむしろ仙台」が大賞に選ばれた。
これを知った瞬間、投票した人間と関係者を全員まとめて仙台港に突き落としたくなった。だって表参道と仙台は全然違う。
いいか。表参道は明治神宮の参道へと続く道であると同時に、両端の渋谷区原宿〜港区青山を結ぶ通りである。青山はゴージャスでオシャレな街、原宿の若者向けポップカルチャーの街。通りの中は二つの相対する文化が入り混じって活気に満ち溢れている。海流をイメージしてみよう。寒流と暖流がぶつかるところにはプランクトンが豊富になり、魚が集まってくるので好漁場となる。それと同じ現象が起き、異文化同士が接触して化学反応を起こしているストリートが表参道である。仙台にそういうポジションの通りってあるか?ってか、仙台はどこに行っても「仙台」だろう。
ケヤキ並木があって冬にイルミネーションをやっている…両地の共通点はそれだけだ。実情は雲泥の差である。にもかかわらず、見方によっては表参道の上位互換が仙台であるとも捉えられかねないこの言葉が大賞に選ばれた…ありえない。恥ずかしい。発言者がジャニーズ所属とか宮城出身者とか、そういう問題ではない。投票した人も、大賞に選ばれてお祭り騒ぎで喜んだ人も恥を知れ。もう一度言う。表参道と仙台は全然違う。
…という怒りと呆れを、写真付きでやんわりと表現したのが年始一発目のエントリーである。いやー、帰省がてら良い勉強になった(遠い目)。
意外と知られていない書籍
ライターを志す人でも意外と知らないのが「記者ハンドブック」。まぁ、そもそも共同通信社そのものが一般の大手メディアより認知度が高い…とは決して言えない状況なので、無理もないか…。普通の人だったら「通信社って何?なんで、新聞社をはじめとする活字メディア向けの用語集出してるの?なんか偉そうじゃない?」って思うだろう。
通信社は自社媒体を持っておらず、記者が書いた情報は提携している各メディアに情報を提供するというスタイルである。その日本最大手が共同通信社…と、ここまで説明すれば共同通信社から発行されている記者ハンドブックが指示されている理由に納得いただけるだろう。
実は11版も持っているが、13版はかなり大きく改定されたそうなので買い換えた。今は勤め先の机に備え付けてある。
お気づきだろうか…
実は表参道の話のサムネは惜しまれつつも終了した長寿番組「どっちの料理ショー」、記者ハンドブックの話のタイトルは読売ジャイアンツの長嶋茂雄名誉監督が出演したことで有名なCM「セコム、してますか?」のオマージュである。
「よい表現は、形を変えて伝わっていくものだ」という実証実験をしたいので、上記2つを知らない若者が見て「おっ?」と思ってくれたらいいなぁ。それにしても、これ知ってるってことは年齢がバレるよなぁ…。隠してないし、隠す必要性もないけどさ…。