このシリーズは、アラサーで仙台から上京した岩崎が食らった数々の受難を記録するものである。
「『子ども会』がない地域があることを知る」
同僚に「幼い頃、町内に子ども会ってあった?」と聞いたところ「なんだそりゃ…」という反応が返ってきた。どうやら無い地域の出身らしい。都内にもいくつかそういう地域があるようだ。
子どもたちの健全育成に向けて地域ぐるみで取り組む組織、それが子ども会。私がいたところでは夏休みの朝のラジオ体操運営や夏まつりなどが行われたが、最近は「うるさい」と苦情が入ったらしく、今は資源回収と資源回収でや稼いだお金で粗品プレゼント…くらいしかできなくなったらしい。
仙台でさえこの様(さま)だから、首都圏方面の衰退はもっと早かったのかも知れない。ちょっと寂しい話…と思うのは、私がまだ田舎者だからだろうか。
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