このシリーズは、アラサーで仙台から上京した岩崎が食らった数々の受難を記録するものである。
「道を聞かれる」
上京前から道を聞かれることはよくあったが、仙台にいた頃との決定的な差は「求められる情報が高度になっている」ことである。特に公共交通が絡むと難易度が爆上げになる。
観光中と思わしきアジア系アベックから「(副都心線の電車内で)神田駅に行きたいんだけど、地図アプリには渋谷駅から銀座線に乗り換えろと表示されているが乗り換えのホームはどう行けばいいか」とか、お出かけマダムから「池袋駅まで行って東武東上線に乗り換えたいが、現在地からだと西武池袋線と西武有楽町線のどちらを利用した方が良いか」とか。JR以外の神田駅なんて知らないし、東武東上線は乗ったことがないからよくわからない。こっちが聞きたい…。
神田に行きたいアベックは着いた場所の反対側のホームが偶然銀座線だったのでそのまま案内できたし、以前地下鉄に乗る時に東武東上線の改札前を通ったことを思い出したので、マダムには「どっちから行っても行けるけど、改札がある階が同じなので乗り換えが楽なのは西武有楽町線の方ですね」と回答できた。皆さん、無事に目的地までたどり着けただろうか。
あれ?このシリーズ、ここのところ電車の話題ばっかりだ…。
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